滋賀県広域スポーツセンター  ニュースポーツルール集

   囲碁ボール   場所:屋内・外 人数:2〜10人


◆ 囲碁ボールをする前に

 
囲碁ボールは兵庫県柏原町で生まれました。
その昔、とても囲碁好きな殿様同士が、村人の領地争いを碁の勝敗によって決めたという故事にちなんで「囲碁のまち柏原」をめざし、体力を問わずみんなが楽しめるスポーツとして、囲碁ボールが考案されました。このスポーツは、スティックでボールを打ち、碁盤になった人工芝マットにボールを並べて、得点を競うものです。

用 具

【囲碁ボールマット】 縦5m横2mの人工芝マットに、49個の目(穴)がある。
【ボール】 直径7pの硬質プラスチック製で、白・黒の各10個。
【スティック】 木製。

場 所 ・ コ ー ト

5m×2mの専用マット(下図参照)

 

ゲ ー ム の 進 め 方

(1) 競技はヒットラインよりヒット(スティックでボールを打つこと)したボールをに停止させ、ボールを並べることを競う。

(2) シングル、ダブルス、5対5が基本的な対戦方法であるが、変則的な人数でも競技できる。

(3) トスで先攻(黒ボール)を決める。

(4) 黒・白のチームが交互にヒットする。

(5) 両チーム全てのボールを打ち終わることを「1局」といい、1局が終わればアウトボールを取り除き得点を記録して次の局に入る。

(6) 次の局は、前局の高得点チームが先攻となる。前局が同点の場合は、前局の先攻チームが引き続き先攻となる。

(7) 次1試合は5局の総合計で決める。



ル ー ル

(1) 目の底部に接触していないボールは、アウトボールとなり1局終了後、取り除く。

(2) 1局中に1人が打つボールの数は、対抗する人数によって異なる。

(3) ヒットするとき、スティックはボールに1回のみ触れることができる。

(4) 打ったボールが、すでに打って停止しているボールに触れても、反則にならない。

(5) 1試合は30分で行い、時間内に5局競う。30分を経過した場合は次の局に入らない。

(6) 得点
・得点には「ライン得点」と「ポイント得点」がある。

@ライン得点
ボールが縦・横・斜めのいずれかの目に3つ以上並ぶとライン得点となる。並んだ数を「目(もく)」といい、できた組数を「連(れん)」という。6つ以上並んだ場合は得点とならない。
Aポイント得点
目(め)に停止しているボール数がポイント得点となる。
チームのボール10個すべてが、どこかの目(め)に入った場合はポイント得点10の他に、特別にライン得点「5目1連(5もく1れん)」が与えられる。
(例)
ライン得点 黒=なし、白=4目1連と3目1連
ポイント得点 黒=5、白=6



勝 敗 の 判 定

●まずライン得点でみる。
(1)全局の中で、「5目(もく)」で「連(れん)」の数が多いチームを勝ちとする。
(2)(1)で同点の場合は、以下「4目」「3目」の「連」の多いチームを勝ちとする。

●ライン得点が同じ場合は、次にポイント得点でみる。
(1)ポイント得点の多いチームを勝ちとする。
(2)ポイント得点も同じ場合は、いずれかの局で高い得点のあるチームを勝ちとする。

ち ょ っ と ひ と こ と

*最後の局で一発逆転があるのであきらめずにがんばりましょう。

*正確なヒット、強さと方向の微妙なコントロールが勝敗を分けます。

《柏原町囲碁ボール協会競技規則より》






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